NIKONIKODIY
N322 | チャーシュー豚 | 七色夜光アクリル | 16×16 |
N322 | チャーシュー豚 | 七色夜光アクリル | 16×16 |
チャーシュー豚とニコニコ社の狂気の宴
プロローグ:謎の訪問者
ある夜、ニコニコ社のオフィスに突如として現れたのは、一匹の巨大なチャーシュー豚だった。その姿はただの豚とは思えないほど異様で、全身がジューシーな脂で輝き、芳ばしい香りを漂わせている。
「私はチャーシュー豚。ニコニコ社に真の絆を教えに来た。」
その言葉に、しなの、ニコル、オアシス、モーワン、イチの5人は困惑しつつも、なんとなく惹きつけられてしまう。
「絆ってどういうこと?」イチが尋ねると、チャーシュー豚は妖しい笑みを浮かべた。
「私を食べなさい。そうすれば、すべてが分かる。」
第一章:最初の一口
「冗談でしょ?」とニコルが笑うが、チャーシュー豚から放たれる香りに抗えず、ついフォークを手に取ってしまう。
「一口だけなら…」と肉を口に運ぶニコル。その瞬間、目が異様な光を放ち始めた。
「うまい…なんてうまいんだ!」
彼女は次々と肉を切り取って食べ始めたが、次第にその動きが奇妙になり、目の焦点が定まらなくなっていく。
「ニコル、大丈夫か?」としなのが声をかけるが、振り返った彼女の笑顔には理性の欠片もなかった。
「食べなきゃ、分からないよ…これが“絆”なんだよ!」
第二章:止まらぬ饗宴
次々にチャーシュー豚に惹きつけられる社員たち。オアシスは、脂の香りに我慢できず手を伸ばし、モーワンは「俺だって負けてられない」と一気にかぶりついた。
しなのは必死に止めようとするが、仲間たちの狂気じみた執着心に圧倒される。
「これ、ただの豚じゃない…何かがおかしい。」
しかし、イチまでもが「俺たちの絆が試されてるんだろ」と言いながら豚肉を口に運んだとき、オフィス全体が異様な雰囲気に包まれた。
第三章:真の絆
チャーシュー豚を食べ終えた瞬間、5人は互いを見つめ合った。だが、その目は仲間を見る温かいものではなく、飢えた獣のような光を放っていた。
「もっと食べたい。」
誰かが呟いた。次の瞬間、5人は互いに襲いかかり始めた。ニコルがモーワンの腕に噛みつき、オアシスがしなのの足にかぶりつく。悲鳴と咀嚼音がオフィスに響き渡る。
最後に残ったのは、血まみれのテーブルと、静寂の中で座り込むイチだけだった。彼は涙を流しながらつぶやいた。
「これが…絆…だったのか…?」
エピローグ:新たな宴
翌日、ニコニコ社は静まり返っていた。ただ一匹のチャーシュー豚が、何事もなかったかのように机の上に座っていた。そして、次の標的を待つように、香ばしい香りを漂わせていた――。
「次は、君の番だ。」